1. なぜ釣り人はハイゼットを選ぶのか
釣りが趣味の人にとって、車は単なる移動手段ではありません。
ロッドやリール、クーラーボックス、ウェーダー、エサ、時には汚れた道具まで積み込み、**釣り場まで行き、帰ってくるための「相棒」**です。
その中で、長年にわたり支持され続けているのがダイハツ・ハイゼットです。
軽自動車でありながら、釣り用途においては「必要な条件」をほぼすべて満たしています。
- 積載力がある
- 汚れを気にせず使える
- 狭い道や未舗装路に強い
- 維持費が安い
この“割り切った実用性”こそが、釣り人とハイゼットの相性を決定づけています。
2. ハイゼットが釣りに向いている構造的理由
2-1. ロッドがそのまま積める積載性
ハイゼットカーゴの荷室は、天井が高く、奥行きがあり、四角い。
そのため、
- 2mクラスのロッド
- 磯竿・投げ竿
- 仕掛けを付けたままのロッド
を分解せずに積めるケースが多く、釣り場での準備と片付けが圧倒的に楽です。
特に複数本ロッドを持って行く釣り人にとって、「積みやすさ」はそのまま釣行頻度に直結します。
2-2. トラック荷台という最強の選択肢
ハイゼットトラックは、釣り用途において別次元の自由度を持っています。
- クーラーボックスを横倒しせず積める
- 血や魚のヌメリを気にしなくていい
- 帰宅後はホースで丸洗い可能
船釣りや海釣りをする人ほど、「荷台で完結する」快適さを評価しています。
3. 釣り人に人気のハイゼットカスタム【実例ベース】
3-1. ロッドホルダー(定番中の定番)
最も多いカスタムが、天井へのロッドホルダー設置です。
- 市販のロッドホルダー
- 塩ビパイプを使った自作
- アルミバー+固定金具
これにより、
- ロッド同士が絡まない
- 荷物と干渉しない
- 車内が整理される
「もっと早く付ければよかった」という声が非常に多い定番カスタムです。
3-2. 荷室の床張り・防水加工
釣り用ハイゼットでは、床のカスタムも人気です。
- コンパネ+クッションフロア
- ゴムマット
- FRP風シート
濡れたウェーダーやクーラーをそのまま置けるため、釣行後のストレスが激減します。
3-3. 収納棚・引き出し化
実際に釣り用で使われている車両では、
- 荷室片側に棚
- ルアーボックス専用スペース
- タックルケース固定化
といった「走行中に動かない収納」が好まれます。
ハイゼットの箱型構造は、こうした直線的なDIY収納と非常に相性が良いです。
4. 4WDハイゼットが釣り人に支持される理由
釣り場は、必ずしも舗装路の先にあるとは限りません。
- 防波堤横の砂利道
- 河原
- 雨でぬかるんだ港
- 積雪期の管理されていない道
こうした場面で、ハイゼットの4WDは真価を発揮します。
- 無理にアクセルを踏まなくていい
- スタックのリスクが減る
- 帰れなくなる不安がない
「釣果よりまず無事に帰る」
この安心感が、4WDハイゼットを選ぶ理由になっています。
5. 釣り×車中泊という使い方
近年増えているのが、釣り+車中泊の組み合わせです。
- 朝まずめ狙い
- 遠征釣行
- 連休を使った釣り旅
ハイゼットカーゴであれば、
- マットを敷くだけで仮眠
- ロッドを積んだまま寝られる
- 釣り場近くで待機できる
「釣りのための拠点」として機能します。
6. 釣り仕様でよく行われる足回り・外装カスタム
6-1. リフトアップ
釣り用ハイゼットで多いのが、1〜2インチ程度のリフトアップです。
- 河原での腹下ヒット防止
- 見た目のアウトドア感
- 大径タイヤ装着
やりすぎないのがポイントで、実用性重視のカスタムが主流です。
6-2. オールテレーンタイヤ
釣り人に人気なのは、
- ホワイトレター
- AT(オールテレーン)タイヤ
見た目だけでなく、砂利・ぬかるみでの安心感が理由です。
7. 燃費・維持費という現実的メリット
釣りは意外とお金がかかる趣味です。
- 遠征
- 道具
- エサ
- 消耗品
その中で、ハイゼットは
- 燃費:10〜15km/L前後
- 税金が安い
- 部品が安価
と、釣行回数を増やせる車でもあります。
8. まとめ:ハイゼットは「釣り人の生活に溶け込む車」
ハイゼットは、
- 派手さはない
- 快適装備も最低限
それでも、
- 汚れを気にせず使える
- 自分仕様に作り込める
- 釣りの邪魔をしない
この特性が、釣り好きの心に刺さります。
釣果を求める人にも、のんびり釣りを楽しみたい人にも、
ハイゼットは「釣りに集中できる環境」を提供してくれる車です。
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