バックカメラの取り付けには多くのメリットがありますが、デメリットもいくつかあるので、バランスを考えて導入を検討するといいですね。
〇 メリット
1. 駐車がしやすくなる
- 後方の障害物や人が確認しやすくなり、駐車時の安心感がアップ
- 軽自動車とはいえスペーシアは背が高く、後方視界がやや見づらいので効果的
2. 安全性の向上
- 死角が減り、後方の車や歩行者への衝突リスクを低減
- 小さな子どもや低い障害物(縁石、車止めなど)も確認しやすい
3. バック時の事故リスク低減
- 後退時の巻き込み事故を防ぐための補助になる
- 追突事故を避けるため、駐車場内での動きがより安全に
4. 車両価値の向上
- バックカメラ付きの車は売却時に査定がプラス評価になることもある
5. 夜間や雨天時の視界補助
- 暗い場所や悪天候時でも、ナビ画面で後方を確認できるため安心
〇 デメリット
1. 取り付け費用がかかる
- 純正品は高額(2万~4万円)、社外品でも1万円前後+工賃がかかる
- DIYなら安く済むが、配線作業が必要
2. 故障やメンテナンスの手間
- 配線の断線やカメラレンズの汚れで映像が乱れることがある
- 雨の日にレンズが濡れると視界が悪くなる
3. 画質や視野角の制限
- 安価なカメラだと視野角が狭く、画質が悪いことがある
- 広角すぎると距離感がつかみにくくなる
4. バックモニターへの過信
- カメラだけに頼ると、周囲の状況を見落とす可能性がある
- サイドミラーや目視確認も併用することが重要
〇 取り付けはオススメ!ただし過信は禁物
スペーシアのようなスライドドアの軽ハイトワゴンは、後方視界がやや限定されるため、バックカメラの導入は大きなメリットがあります。
ただし、映像に頼りすぎず、ミラーや目視確認も併用するのがベストですね。
「DIYで取り付けるか?ショップで頼むか?」もポイントになります!
〇 バックカメラ取り付けのポイント
1. バックカメラの選定
- 純正バックカメラ(ディーラーオプション):
- メーカー推奨で、純正ナビとの相性が良い
- 価格は高め(工賃込みで2万~4万円ほど)
- 社外品バックカメラ
- コスパが良い(本体価格3,000円~10,000円)
- 既存のナビやディスプレイオーディオと接続できるか要確認
2. 取付方法
① ナビ・オーディオとの接続
- 純正ナビの場合 → 専用ハーネスが必要(車種ごとの適合品を購入)
- 社外ナビの場合 → RCA端子の有無を確認
② カメラの設置位置
- ナンバープレート上部 or バックドア中央部が一般的
- スペーシア純正カメラは「バックドアガーニッシュ内」に設置される
③ 配線の取り回し
- バックドア → 車内 → ナビ裏へ配線を通す
- ゴムブーツ(蛇腹状の配線カバー)を通すのが少し難しい
④ 電源の接続
- バックランプ配線から電源を取る方法が一般的
3. DIY or プロに依頼?
- DIYで取り付け可能(配線作業や工具が必要)
- ショップやディーラーでの取付(工賃5,000円~15,000円程度)
→ 電装系の作業に自信がなければプロに依頼するのもアリ!
4. 必要なもの(DIYの場合)
・ バックカメラ本体
・ 配線キット(延長ケーブル、RCA変換、電源ケーブル)
・ 内張り剥がし工具
・ 配線ガイドワイヤー(配線通し用)
・ 絶縁テープ、エレクトリックタップ
〇 バックカメラの故障かも?と思ったときに確認すべきポイント&対処法
バックカメラが正常に映らない、映像が乱れるなどの症状が出た場合、原因はいくつか考えられます。自分で確認できるポイントをチェックしてみましょう!
〇 まずは確認すべきポイント
1. 映像が映らない(真っ暗・ノイズ・信号なし)
◇カメラの電源が入っているか?
- シフトを「R(リバース)」に入れたときにナビ(またはモニター)が反応するか
- エンジンをかけ直してみる(一時的な誤作動の可能性あり)
- ナビの設定でカメラ入力がオフになっていないか確認
◇配線の接続がゆるんでいないか?
- **ナビ裏のバックカメラ接続端子(RCA端子など)**が抜けていないかチェック
- カメラ本体側の配線がしっかり接続されているか確認
◇ヒューズが切れていないか?
- バックカメラの電源はバックランプなどと共用のことが多い
- 車両のヒューズボックスを確認し、ヒューズが切れていれば交換
2. 映像が乱れる・チラつく・線が入る
◇カメラレンズが汚れていないか?
- 雨水・ホコリ・泥などでレンズが汚れていると映像がぼやける
- 柔らかい布でレンズを拭く(傷がつかないように注意)
◇配線の劣化や断線がないか?
- **バックドアの配線部分(ゴムチューブ内)**が折れ曲がることで断線することがある
- ケーブルの被覆が破れていないか? → 劣化している場合は交換が必要
◇カメラ本体の故障
- 長年使っていると、カメラ自体の経年劣化で映像が乱れることがある
- 社外カメラなら一度交換して試すのもアリ
3. バック時に画面が映るが、真っ白・色がおかしい
◇夜間に白飛びする場合:赤外線カットフィルターの劣化
- 古いカメラだと、夜間の光量調整がうまくできなくなり白飛びすることがある
- カメラを交換するのがベスト
◇色が変・映像が黄色っぽい場合:接続不良の可能性
- RCA端子の接続がゆるんでいる可能性があるため、ナビ裏の接続を確認
〇 DIYで直せる? or 修理・交換?
◇DIYで直せるケース
- 配線が抜けている → しっかり差し込む
- レンズが汚れている → 清掃
- ヒューズ切れ → 交換
- 配線が断線している → 配線の修理・交換
◇修理や交換が必要なケース
- カメラ本体の故障(新しいカメラを取り付ける)
- ナビの故障(カメラ以外の映像もおかしい場合)
配線の内部断線(ショップでの修理を検討)
〇 順番にチェックしてみよう!
1. エンジン再起動&ナビ設定を確認
2. レンズの汚れを拭く
3. 配線が抜けていないかチェック(ナビ裏・カメラ側)
4. ヒューズボックスを確認
5. ダメならカメラor配線の交換を検討
〇 まとめ
スズキ・スペーシアにバックカメラを取り付けると、駐車がしやすくなり、安全性も向上します。特に後方視界が限られる場面で便利ですが、取り付け費用や故障リスクも考慮が必要です。純正品は2万~4万円、社外品はDIYなら3,000円~1万円、ショップ取付で1万~2万円が目安。コスパを重視するなら社外品+DIYがオススメ。カメラ映像に頼りすぎず、目視確認も忘れずに活用するとより安全に運転できます。
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